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しあわせなのだ。

今日、友達が結婚した。って言うか、結婚式を挙げた。

私自身、恋愛の終着点が結婚だとはず〜っと思っていなかったし、結婚した今でさえそうは思っていない。
結婚はひとつのカタチにしか過ぎないし、結婚しなくても沢山の幸せがあるし、結婚しても何か「永遠」が約束される訳ではない。
かなりの親孝行だとは思うが。
生活の、生きていく中での、通過点にしかすぎない。
と、今も冷静に思っている。

けれど。

今日は何だかとても幸せだった。

きっととても大事な人たちが、終始最高の笑顔だったからだ。
私の大切な友達がとてもいい顔で笑ってた。
彼女も「結婚」を夢見ていたタイプではない。
そんな彼女がこれまでの長い付き合いの中で見た事の無いホントにいい顔で笑ってた。
その道のりをハラハラと見守っていた人たちも。

トウの花嫁より先に、感涙の嗚咽をあげる友人に、我々一同もらい泣き。
緊張なんかより、泣くのをこらえるのに必死でウマく出来なかったスピーチ。
沢山練習したであろう友人達のエール
幸せそうなお母さんの優しい顔。
お父さんのアツい抱擁。
みんな、フタリの行き先が幸せであるようにとソレゾレのカタチで祈りを送る。

ほんわりと優しい時間だった。

「結婚」は単なる通過点だ。
そしてまた日常に戻る。
何も変わらない。
けれど、手に取って箱にしまって、鍵をかけておく事の出来ない「通過点」だからこそ、こうして沢山の人に、これからこのかけがえのない人と暮らして、生きて行きますと誓い、宣言するのだろう。
決して忘れないように。薄れないように。
この「確信」を「永遠」に少しでも近づけながら。
全ての愛しき存在にココロをもらい、それに感謝しながら、明日、また明日へとその一歩を踏み出す。
そして、気負わずに、これまでのように毎日を大切に丁寧に暮らす。
「ありがとう」をひっそりと抱きながら。

フタリの優しい時間がこれからものんびりと続きますように。

幸せな気持ちをありがとね。

しあわせなのだ。_e0055980_2374012.jpg


H氏、顔出しゴメン。
そして、私の大事なコズをよろしく頼みます。
by baniko01 | 2007-09-08 23:09